- え〜、相手はお構いなしにぺらぺらしゃべり続けるし、why whyの質問攻めで疲れちゃう。それは確かにあります。しかしいろいろな国の人々とcommunicationを重ねるうちに、こと、言語という意味だけに限って言えば一番楽なんだということが分かってきます。何ででしょう?
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- これはテニスや卓球をやったときの経験にも似ています。素人同士でテニスをやってもラリーが続かないし疲れるばかりであまりおもしろくありませんね。でもとてもうまい人とプレーするとなんだか自分までうまくなったような気がしますよね。これは相手があなたのレベルに合わせて打ちやすいところにきちんと返してきてくれるからです。
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- 言語でもこれとほとんど同じことが起こります。たとえあなたの表現力がまだ乏しくたどたどしい言い方でもNative
speakerであれば「くみ取って」理解してくれます。そしてあなたの技量に無意識にあわせて相手のoutputのレベルが調整されます。言い換えればわかりやすく言ってくれているということです。
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- そして時にはあなたは自分があたかもうまくなったような感じさえ覚えるかもしれません。それはそれで自信をつける意味でとてもいいことだと思います。ただその辺も認識しておけば、初・中級者にありがちな自分の能力の過大評価もある程度避けられるかもしれません。
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- 私は仕事柄様々な国の人と電話や会議で毎日お話をします。英語圏の人も非英語圏の人もいます。非英語圏の人々と話す際に、まだまだ自分の表現力の幅の狭さを感じることが多いです。
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- 相手がNative speakerであれば自分の知っている範囲の表現方法でほとんどは事足りますし、「相手が分かるだろうか?」という懸念を抱く必要はほとんどありません。ところが相手が非英語圏の人の場合、相手の英語力によっては私が知っている表現だけでは相手には通じにくかったりしますので、相手の理解度に応じて話すスピードや表現方法に気を使い始めます。
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- そうするととたんにこちらのリズムが乱れます。余裕のなさが露呈するのです。こんな時にまだまだだな〜と思うことしきりです。
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